Webページを構築する上で、忘れてはならないのがセキュリティ対策です。
特に、サイト閲覧者に個人情報を入力してもらう場合には、いっそう気を配らなければなりません。
より信頼性の高いサイトを実現するため、SSLを導入してみませんか？
SSLとは？
SSLとは、「Secure Sockets Layer」の略称です。
インターネット上で交わされる情報を暗号化するプロトコルのことを指します。
データをやりとりする際に、改ざん・なりすましなどを防ぐために使用されます。
例えば、企業が顧客の氏名・住所・電話番号などの個人情報を漏らしてしまうことがあれば、信頼性を著しく欠いてしまうでしょう。
日々、ハッカーの攻撃は巧妙になっています。
そうした脅威から大切な情報を守るため、SSLが活用されています。
身近な例として
■インターネットショッピングのお客様情報登録ページ
■リクルートサイトの個人情報入力ページ
■インターネットゲームサーバーでの個人情報入力ページ
などに、SSLが導入されています。
SSL証明書とは？そのメリットとは？
あなたの身分を証明する「免許証」や「パスポート」のように、個人を認証し発行される証明書です。
SSLサーバ証明書を保有していることの最大の強みは「サイトの信頼度が増す」ということです。
利用者の中には「SSLで暗号化されていないページへ個人情報を入力することに、抵抗を感じる」という人も少なくありません。
大切なお客様を逃さず、サイトのみならずサービス、ひいては企業の信頼を獲得する上で、ぜひ活用すべきでしょう。
おすすめのSSLサーバは？
SSL導入の際には、Webから申し込み→書類作成→証明書発行というステップで進めていきます。
まずは、さまざまな認証局を比べ、コストやサービス詳細をチェックしましょう。
ベリサイン
「世界で最も選ばれているSSL証明書」として、大きな強みを持っています。
携帯対応率は９０％以上を誇るため、パソコンだけでなく携帯コンテンツも配信している場合ぜひチェックしておきましょう。
電話による企業確認を行い、より信頼性の高いセキュリティが実現されています。
※日本ベリサインはシマンテック・ウェブサイトセキュリティに社名が変わりました。
シマンテック
SSLサーバ証明書としての機能はもちろん、Webサイトの信頼性を広域からサポートしてくれます。
最安プランは「セキュア・サーバ ID」で、価格は年額81,000円。
もっとも安全な「グローバル・サーバ ID EV」は「ECC対応SSLサーバ証明書」「1,750,000 ドルの補償」「緑色のアドレスバー」「脆弱性アセスメント」のすべての要素をかねています。
お値段は、年額219,000円です。
ラピッドSSL
コストパフォーマンスを重視したいのなら、おすすめなのがこちらです。
正規販売パートナーでありながら、年額4,300円という驚きの価格を実現しています。
書類確認が必要となるサービスは使わず、オンラインでの本人確認システムを採用しているのも特徴のひとつです。
価格を抑えた個人での契約を考えているなら、もっとも利用しやすくおすすめできます。
ジオトラスト
米国のジオトラスト社が提供するサービスで、国外で圧倒的なシェアを誇っています。
法人・個人の両方で取得ができ、書類を提出する必要もありません。
１つのライセンスを取得してしまえば、追加購入の必要がないというのもうれしいですね。
グローバルサイン
国内シェアNo.1を誇り、１００万枚以上もの発行実績があります。
企業の信頼性向上に効果的な「企業認証SSL」は特に多くの導入実績を誇る、年額59,800円のプランです。
コストを抑えたい方には年額34,800円の「クイック認証SSL」も支持されています。
最短２分という発行スピードも、強みのひとつです。
セコム
セキュリティの代名詞とも言えそうな、圧倒的な知名度で信頼を勝ち取っている老舗ブランドです。
ロゴマークがそのままステッカーとなりサイト上に表示されるため、閲覧者にとっても安心感のあるサービスを提供できるでしょう。
実績と信頼性を重視したい場合は特にチェックすべきでしょう。
サイバートラスト
「SureServer」は、パソコン、スマートフォンをはじめ、携帯電話三大キャリア、地上デジタル放送、Nintendoなどのゲーム機まで、あらゆるデバイスに対応しています。
さらに、導入の際の「ちょっと困った」をサポートしてくれる体制も整っています。
同社のもう一つのSSL認証「DigiCert」は、EVコード署名証明書を世界ではじめて発行したという経歴を持ちます。
最先端の技術を生かした、高レベルなサービスを受けたい方におすすめです。
コモド
ドメイン認証タイプのSSLが、年額９，６００円からというコストパフォーマンスの良さに定評があります。
３年契約をすればさらに５，９００円分もお得になるというのだから驚きです。
ブラウザ対応率は９９％を超え、利用から３０日以内であれば返品できるというのも安心できるポイントとなるでしょう。
まとめ
これまで「SSL」について具体的なイメージができていなかった人も、特徴や必要性を確認できたでしょうか。
セキュリティにまつわる問題は、企業のイメージにも大きく関わります。
うやむやにせず、SSL証明書を効果的に利用しましょう。
会社によって、個人でも申し込みができたり、価格帯に幅が見られたり、オプションに違いがあったりと特徴はさまざまです。
予算やサービス環境に応じ、最適なものを選んでください。
