NET

.NETについて

.NETは、Microsoft社による、ネットワークベースのアプリケーション動作環境を提供するシステム基盤です。
.NETに対応した端末は、Java仮想マシンのようなソフトウェアの動作環境が搭載され、OSの種類に関係なくサービスを受けられるようになります。

Windows向けの基盤ソフトウェアとして、マイクロソフト社から「Microsoft .NET Framework」が提供され、この上で各種の.NET対応サービス・ソフトウェアが利用できます。

現在は、.NETと言えば、.NET Frameworkを指して言うのが一般的なようです。

.NETの特徴

アプリケーションの記述言語は特定されず、C++やVisual Basic、VBScript、Jscriptなどの他、C#言語なども利用できます。

.NET Frameworkの仕様は、Common Language Infrastructure（共通言語基盤）としてEcma InternationalやISO/IECにより標準化され、公開されています。

マイクロソフト社以外による.NET Framework互換のCLI実装も存在し、.NET対応ソフトウェアはそれら互換環境でも同じように動作します。

.NETの活用方法は

ソフト開発者がNET Frameworkを利用すれば、開発中のプログラムの省略などができるようになります。

例えば、MP3のエンコーダを作る際、一から全て作るのは面倒ですが、フリーで公開されているLAMEのDLLなどを利用すれば、DLLが提供する部分に関しては自分で作らなくとも良くなる、というようなケースと同様です。

各アプリケーションが共通して使えるようにNET Frameworkを利用して開発すれば、NET Framework の分だけアプリケーションのサイズが小さくて済み、複数のアプリケーションが、一つのNET Frameworkで共同で使えるようになります。