Accessは良く知られたデータベース
Accessは、データベース管理ソフトとして良く知られています。
データベースは、大量のデータを表(テーブル)形式で蓄積・保存するもので、必要なデータを取り出して集計したり、新たなデータを追加したりして利用します。
こうしたデータベースを作成・管理するソフトウェアがAccessで、データベースの作成だけでなく、データを効率的に管理・運用できる機能も備えています。
例えば、形式が異なるデータが入力されることを防いだり、複数の人が同時にデータを利用した際、データの食い違いが生じないよう処理したりできます。
Excelとの違い
Excelの場合、1つのワークシートに保存できる件数に限界がありますが、Accessだと、1つのデータベースについて最大2Gまでという容量の限界があるだけで、保存件数には制限がありません。
このため大量のデータを蓄積・保存できます。
また、保存されたデータの中から、必要なデータを目的に応じた形で取り出すことができます。
しかも取り出す際に数値のデータを集計したり、複数の表(テーブル)を結合させたりすることもできます。
さらに、取り出したデータをリスト形式や帳票形式、ラベル形式など、様々な形式で印刷でき、レイアウトの変更もできます。
Accessの便利さ
Accessには、データベースの操作を自動化するマクロ機能や、複雑な処理をプログラミングできるAccessVBAも搭載されています。
こうした機能を活用することで、在庫管理システムなど、本格的な規模の大きいデータベースも構築できます。
これ以外、オラクルやSQLサーバーなどが使われている、経理や販売管理などのシステムなど、大規模システムのデータの入力・修正などの画面などを、アクセスの画面(フォーム)を使って作成することもでき、オラクルやSQLサーバーなどを使ったシステムのフロントエンドとして活用できます。