IBM系汎用機


IBM系汎用機について

ソフトウェアの分野の違いについては、よく「オープン・WEB系」と「汎用機系」という言葉が使われます。
汎用機系は、IBM、富士通、日立、ユニシス、NECなどの汎用機(俗にいうホスト機)が使われ、構成上「閉じた世界の」システムのことを言います。

これに対し、オープン系は、ハードやソフトのメーカに捉われず自由な構成でシステムを構築することで、柔軟性があるから、UNIX機、PC機で多く構成されます。

IBM系汎用機とは、IBMの汎用機で構成されたシステムのことです。

汎用機の役割

汎用機は、メインフレームとも呼ばれ、企業の基幹業務と呼ばれる組織内部の処理と、大量かつ機密性の高い処理に利用される大型コンピュータのことを言います。

汎用機の大きな特徴として、原則、上位互換性が強固にに守られ、長時間止まることは絶対許されず、絶対にデータを失ってはいけない、という責任の強さがあります。

言わば高級サーバですが、企業、工場のシステムを請け負ったり、電鉄、航空会社の座席予約システム、銀行オンラインなどの膨大なトラフィックをさばく役割も担っています。

汎用系の業務内容は

簡単に言えば、オープン系は小型コンピュータがメインとなり、様々なメーカーのサーバーとかクライアントコンピューターを組み合わせて作ったシステムになります。

汎用系は大型コンピューターをメインにしたシステムであり、メーカーや機種ごとにOSが異なり、操作や開発ツールなども異なります。

このため求人募集でも、IBM汎用機の経験者優遇、というように明記されることが多くなります。
オープン系の場合、OSはUNIXとかWindowsなどの一般的なものが多くなります。

汎用系での仕事は、主にIBMなどの大型汎用機をターゲットマシンとしたシステム開発、業務系のアプリケーションが主なものとなります。
開発言語はCOBOL、RPGなどで、最近は通信が絡んだシステム開発もあります。