AS/400について
AS/400は、IBM社製オフィスコンピュータのシリーズの名称で、同社が開発した専用のOS、OS/400を搭載しています。
2000年にブランドの再編成が行われ、現在は「eServer iSeries」というシリーズ名で呼ばれています。
事務処理に必要不可欠なリレーショナルデータベース管理システムの処理に最適化され、また堅牢で安定性が高く、しかも運用や管理がしやすいという特徴があります。
企業の事務処理に特化され、モデルごとに性能の幅が広く、様々な規模に応じて企業で導入されています。
>AS/400の特長は
AS/400は、汎用のコンピュータシステムとして、初めてアメリカ国家安全保障局(NSA)から C2 レベルのセキュリティ認証を受けています。
ハードウェア、ソフトウェアともにIBMから提供され、マシンを仮想化することでアプリケーションプログラムの実装をハードウェアから切り離すことが可能となっています。
仮想記憶のメモリ管理技術として、単一レベル記憶 (SLS; single-level store) を採用し、一つのコンピュータが使う記憶装置の全てを、アプリケーションソフトウェアに対して主記憶装置と補助記憶装置の区別を意識させずに、ただ一つの巨大なアドレス空間で管理できます。
しかも、入出力が非常に高速、というのも大きな特長です。
AS/400が評価される理由は
AS/400は、会計や人事、物流、在庫、販売、仕入れなどの業務を処理するためのコンピュータです。
顧客満足度の高いコンピューターと言われ、マシントラブルも少なく、トータルバランスが良いことから、多くの企業で使われています。
OSも細部に渡り完成度が高く、使いやすいコマンドの操作援助、行き届いたオブジェクト管理、柔軟な実行管理機能など、プログラムを作る側からも便利な機能が満載されています。