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フリーランスで失敗しないため、押さえておきたい値段交渉のポイント


フリーランスの特徴は、一般企業で言う「営業」や「経理」の仕事も、自身で引き受けなければならないという点です。
しかしだからこそ、自身の納得できる形を見つけることができるという強みもありますよね。

フリーランスで仕事を請け負う上では特に、値段交渉は重要な存在となります。

割に合わない仕事を請け負ってしまったり、トラブルを生んだりしないためにも、値段交渉のポイントを押さえておきましょう。

値段交渉に失敗しないためのポイント1:「自分の得」ばかりを主張しない

値段交渉では、どうしても自分にとって得がある条件を主張したくなるでしょう。

しかし、クライアントにとって損ばかりになってしまう価格では、トラブルにつながりかねません。

「交渉価格が、仕事の内容に対して等価ではない」と思われてしまえば、あなた自身の悪い印象にもつながります。

長いお付き合いに必須となる「信頼関係」を築く意味でも、お互いに利益のある条件をすり合わせましょう。

値段交渉に失敗しないためのポイント2:値下げをしすぎない

だからと言って、自分の仕事を安売りしてはいけません。

互いにビジネスである以上は、どちらかの立場が上・どちらかの立場が下になる必要はありません。
クライアントにとって損があってはいけないように、あなた自身にとってのマイナスも避けましょう。

腑に落ちないながら、安い価格での仕事を請け負ってしまうと、クライアントも「この業界の市場価格は○○円なんだ」と考えてしまいます。

自身のみならず業種全体での価値下落を招くきっかけになりかねませんので、プライドを持っておくことも大切です。

値段交渉に失敗しないためのポイント3:内訳や手間などの内部事情を説明する

上記の二つの項目をスムーズにすりあわせるためには、自身の仕事を遂行する上の内部事情が鍵となります。
「どんな作業にどれくらいの時間がかかるのか」「どんな作業にどういった専門性があるのか」を明確にしましょう。

クライアントも、特定の業種について深い理解があるわけではありません。

業務に必要な時間・手間・知識・専門性・必要経費などを踏まえたうえで、参考となる値段を提示し、必要に応じてすり合わせていくことをおすすめします。

まとめ

フリーランスで活躍する人が、クライアントとの値段交渉で気をつけたいことは3つ。

◆自分の得を主張しすぎず、高い値段をつけることが正しいというおごり高ぶる態度はNG
◆かと言って、安い価格で引き受けることは同業者の価値を下げることにもつながりかねない
◆どんな作業にどれほどの値段を求めているのか、という「内訳」を明確にした上で、クライアントとよく話し合いすり合わせていくことが大切

企業に所属することに比べ、裁量が大きくなるフリーランスの世界。

最も大切な「お金」の話は、自分自身でもよく考える必要があります。